びっくり仰天、時計の文字盤が逆さま
ブルガリ
殆どの時計は、文字盤に2本の足が出ています。その足が機械に刺さるように固定されています。
ところが、何らかの強い衝撃(時計を落としたなど)で足が折れてしまうことがございます。
すると、文字盤が宙に浮いたような状態になり、長短針の芯を中心に回転してしまうことになります。
もっと強い衝撃ですと、長短針の歯車(芯)が曲がったり折れることさえございます。
こうなると、基本的には文字盤の交換ですが、海外ブランドとなりますと大変高額です。
そこで私は、お客様のご了解を得て、文字盤を機械に接着することをおすすめすることが多いです。
使うには何ら問題はありませんし、見た目もまったく分かりません。
後のメンテナンスのために、点々と数箇所だけを接着しますので支障はございません。
今回のブルガリは、オーバーホールをして、もちろん電池も交換含め ¥20,000+税です。
エルジン ダイバー
防水不良によりガラスが曇りました。
ガラスを綺麗にして、簡単な防水になればとのご要望でした。
機械を出してみますと、文字盤の縁の塗料が剥げています(赤い矢印)。
これは、裏蓋で機械をケースにギュ~と押さえ付けるために剥げてしまう比較的よくあることです。
ところが、剥げ落ちた塗料がガラスとの隙間に入ってしまって、上から見た時に点々と黒々見えてしまいます。
何とか、塗料を取り除くには、ダイバー特有の回転ベゼルとガラス(矢印)を外さなければ綺麗になりませんでした。
ダイバーのガラスは分厚くガッチリとケース本体に収まっています。
できれば、防水もしっかりと効くようと大作業でした。
¥10,000+税で、とっても喜ばれました。
お客様には分かり難い作業ですが、極力努力して喜ばれる修理を心掛けています。
最近は、遠方からのお送り品も大変多くなっています。
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